バンガロールに住む遠縁の子どもらが遊びに来ることになった。両親が3週間の米国出張中につき、コルカタから伯母のモナがベビーシッターとしてわざわざ来訪、面倒をみてもらっているのだ。
モナには、結婚当初から、とてもよくしてもらっている。初のインドで結婚式を挙げたとき、サリーを着付けてくれたのは、モナだった。
コルカタ出張の際には、クライアント女史2名と共にお宅へお邪魔したのだが、そのときには、山ほどの料理でもてなしてくれた。自身はヴェジタリアンだが、夫と息子はノンヴェジなので、コルカタ名物の淡水魚料理を、あれこれと作ってくれた。
あの料理、本当においしくて、今でも時折、思い出す。こちらに料理の記録を残しているので、ぜひご覧いただければと思う。8年前のことだ。
■初めての都市、コルカタ(旧カルカッタ)に到着! (←Click!)
両親の不在で子どもたちは心許ないに違いなく、またモナもそんな子どもらの面倒を見続けるのはたいへんなことだろう。
「猫たちもいるから、遊びにおいで」と子らを誘い、3人を招いたのだった。
とはいえ、子どもが喜ぶヴェジタリアン料理。考えてみたこともなく。「ナス以外は好き」という情報は得ていたので、ともかくは、自分が子どもだったら何を食べたいか。ということを考えて作る。
まずはエアフライアーで作るフライドポテト。
それからキッシュを作ることにした。生地は前夜、作っておいて、冷蔵庫に寝かせておいたものを焼く。
ピザ用のモッツアレラチーズをすりおろしてふりかけたあと、クリーム&卵の液を流し込む。
カリフラワーとニンジンのスープ。濃厚牛乳でクリーミー仕上げ。
食後は手づくりカスタードプリンに、自分で生クリームとイチゴをデコレーション。
そもそも小食だという子どもらは、どれも少しずつ、味わっていた。
ちなみに弟が一番よく食べていたのはトウモロコシ。兄さんが一番よく食べていたのはパンとフライドポテト。プリンは二人して、喜んで食べていた。よかった。
全体的に喜んで食べていたのは、大人3人、中でも我が夫であった。
「ぼく、毎日こんな感じなら、ヴェジタリアンになってもいいよ」
とのことである。
ふ〜ん。
という話しである。
子どもたちは、猫と遊び、ピアノを奏で、楽しんでくれたようだ。よかった。