ワッフルといえば、ベルギーだ。ベルギーもまた、何度か旅をした忘れ得ぬ国である。小さな国土に異なる文化。芸術、食生活をとっても、特筆すべきところ多く、取材で、そしてプライヴェートで、ドライヴ旅行を楽しんだ遠き日を思い出す。
ベルギーのワッフルは、大きく2種類に分けられる。まず、長方形の、フワフワとした食感のブリュセル・ワッフル。粉砂糖がまぶされたシンプルなものを食べた記憶がある。
そしてもう一つは、楕円形で、どっしりと食べ応えのあるリエージュ・ワッフル。ざくっとした食感の、しっとりビスケットのような味わいのワッフルを思い出す。
1999年の旅の写真を発掘。若いわたしが食べているのがリエージュ・ワッフルで、下の長方形がブリュッセル・ワッフルだ。
オンライン・ショッピングをしているときに、たまたまワッフルマシンが目に留まり、久しぶりに作ってみたくなって購入した次第。米国在住時には、サンデーブランチのメニューによく登場したものである。
これはインド移住前の数カ月、カリフォルニアに住んでいたころの一枚。あのベイエリアの光、ファーマーズマーケットの賑やかさが懐かしい。
たまたま、試しに購入していたヘルシーなパンケーキミックスがあったので、これを使うことにする。全粒粉を用いたミックスだ。
このマシンでは初めて焼いたこともあり、分量の塩梅がよくわからず、少々「透けて」しまった部分もあるが、概ね、きれいに焼けた。
日曜の午後のおやつ。バターやジャムをつけて食す。おいしい。おいしいが、これは普通の小麦粉の方が、よりおいしく食べられる。そこまでヘルシーに拘ることもない。今度はミックスを使わず、自分で素材を配合して作ろうと思う。