小麦粉が身体に悪いとか、乳製品が身体に悪いとか、まるでトレンドのように世間はいうけれど。
それは人類が、その土地その土地で営々と育んできた食の歴史に対する冒涜だぜ!
中国から麺や麺包を、インドからチャパティやロティやナンを、イタリアからピザやパスタを、メキシコからトルティーヤを、世界中からパンを奪ったらどうなる?
インドからバターやギーやヨーグルトや牛乳を、欧州各地からチーズを、ブルガリアからヨーグルトを奪ったらどうなる?
……と、誰とはなしに問いかけつつ。
パンを焼いてはオーガニックのバターを塗り、素朴においしいヒマラヤ山麓から届いたいちごジャムを塗る。おいしい。
昨日、買い求めたチーズを、爽やかにおいしいKRSMAのソーヴィニョン・ブランと共に味わう。おいしい。
ひたすら怠惰な日曜日。たまには栄養バランスが偏った食生活も、いいだろう。
わたしはどうしてこんなにも、なにがあっても、どんなときにも、概ね、食欲旺盛なのだろう。