🌿今週に入って、身近にCOVID-19感染が迫ってきた。その一方で、幸いにも重篤化の話は聞かない。聞かないが、楽観視できる状況でもない。
🌿ここにきて、陽性患者の発症傾向に、かなりのばらつきがあることもわかってきた。ムンバイに住む夫の親しい友人。彼の会社の従業員が感染したということで、「念のために」症状のない自分たちも検査したところ、「妻子が陽性」だったという。しかし特に問題がないので、自宅で隔離生活を送っている。
🌿別の友人宅では、メイドが陽性に。熱はなく、吐き気と体調不良を訴えていた。まさか感染しているとは思わず「念のため」に検査をさせたら陽性だったという。友人は義理の両親の世話に加え、メイドの代わりに家事の一切をせねばならない。加えて彼女は自分の仕事もある。COVID-19ではない間接的な部分で、彼女が疲弊せぬよう、祈るばかりだ。
🌿先日、Facebookの「COVID-19共生ポータルサイト」の医療情報の項で紹介したムンバイやニューヨークだけでなく、実はあちこちで莫大な数の人々が感染済みなのかもしれない。即ち感染力は絶大だが、重篤化する率、致死率は、極めて低いのではとも察せられる。
🌿インドでは陽性患者の自宅隔離に際しての手引きなどが、すでに1カ月ほどまえから出回っている。我がアパートメントもコミュニティの有志が資料を作成、住民に共有している。「いざというときには助け合わねば」という意識は、ロックダウン当初から浸透している。
🌿ここカルナータカ州では、州政府と医療機関との間での齟齬がみられ、医療機関は困難を強いられている様子。そんななか、陽性でも入院する必要のない罹患者を対象としたプログラムを準備した病院も見られ始めており、かような情報も各コミュニティから即座にシェアされる。情報の取捨選択は重要だが、ともあれ、そもそも「社交(ソーシャル)」を重視するインド社会。助け合おうとする意識はとても強いと感じる。
🍎幾度となく記しているが、このたびの感染症に効果のある特効薬でもない限り、我々が自分の身を守るためにできることは、「強い心身を育むこと」に尽きる。ゆえに、いつも以上に、適度な運動や呼吸法(プラナヤマ)、瞑想(メディテーション)を暮らしに取り入れ、健康的な食生活を心がけている。
🍋サプリメントよりも、できれば生鮮野菜や果物でヴィタミンや栄養を補給したい。日頃からフルーツが好きな夫。しかしマンゴーのシーズンはほぼ終焉を迎え、短い荔枝(ライチー)の季節も去ってしまった。毎朝の「ニンジン、ザクロ、スイートライム(ムサンビ)、レモン、ときどきパイナップル」のヘルシージュースは欠かさずに作って摂取しているが、ほかにもフルーツが欲しいらしい。
🍎先日、紹介したところのDUNZOを開き、提携の生鮮食品店の項を片っ端から開いたところ、ブリゲード・ロードにある、その名もFresh Fruitsという店の品ぞろえが豊富だとわかった。夫がどうしても未練を残しているマンゴーがまだ売られている。それ以外にも「極めて健康にいい」ジャムンという果実や、マンゴスチンもある。
🍋あれこれとダイナミックに注文しオンラインで支払いを済ます。ほどなくしてDUNZOの兄さんから電話。「マンゴー3種類のうち1種類が売り切れだそうです。店の人にかわります」と電話を代わってくれる。彼から別のおすすめを尋ね、充当する。マンゴーはまだ熟していないが、それでもいいかと確認される。それがいやな場合は、速やかに返金手続きをしてもらえる。本当に、びっくりするほど便利なのだ。
🍎そして届いたこの果実ら。早速、大好きなマンゴスチンを味見してみれば、甘酸っぱく芳しく、とてもおいしい!
🍋黒い大粒のブドウのようなジャムンは「渋み」が強いが、味は二の次。なにしろジャムンとは、「神々の果実」とも呼ばれるほど、実にも種にも、さまざまな効能を含んだ、それはそれは身体によい果実なのだ。ヴィタミンA、Cを多く含み、血液をきれいにし、血糖値を下げることから糖尿病に絶大な効果を発揮し、目にもいい。鉄分豊富で貧血を予防。種は結石を防ぐ。調べれば調べるほど、あれこれ出てくるのでこの辺にしておく。岩塩などを振りかけて食べるといいようだ。
🍎滋養のあるものを積極的に食べて、大地の恵みを全身で享受したい。
https://museindia.typepad.jp/bangalorenote/2019/07/jamun.html