2泊3日の極小旅行@タージ・ウエスト・エンド。レイトチェックアウトをお願いしてぎりぎりまで滞在し、昨日の夕刻、自宅へ戻ってきた。深い緑の中を歩き、鳥のさえずりを聞き、スパでマッサージを受け、本当にリフレッシュできた。
滞在中のことなどをもう少し記録しておきたいところだが、昨夜から藤井風の音楽を聴きまくっていて、すっかり時間を費やしてしまった。ひとまずは、写真をFacebookのアルバムに残して旅情を完結。
帰宅して、週末の食料調達を忘れていたことに気づいたが、ロックダウンに入ってから愛用しているGourmet Gardenから「ディワリ・ギフト」として新鮮野菜と果物が届いていた。これはうれしい。
先日、創業者の訃報を記したファーム同様、ここもまた、水耕栽培の葉野菜や、新鮮なオーガニックの食材などを提供している。
ディワリの季節には日本のお歳暮よろしく、各方面からギフトが届く。甘すぎるお菓子やスナックの類は、我々夫婦では食べきれないので、ドライヴァーやメイドに渡すのだが、こういう贈り物は、目新しくはないものの、実用的で、とてもうれしい。
特に、心惹かれたのは、手書きのメッセージカード。Co Founder の2人の名前が記されている。誰かが代筆したのだろうけれど、それでも「手書き」というのは、目を引くし、温かみを感じるものだ。
しかも、そこには「これまで◯回、注文してくれてありがとうございます」と、そのメッセージが完全な雛形ではなく、一人一人を意識して書いていることがわかる。
わたしは個人的に、昔から、年賀状にせよなんにせよ、手書きのメッセージを大切にしてきたこともあり、こういうカードは受け取るのもうれしい。最近では受け取ることも、送ることも激減したが……。
ARAKUコーヒーは、CEOが夫の友人ということもあり、北欧はノルウェーの家具&インテリアのブランドAnderssen & Vollの、すてきなオリジナル・マグカップが届いた。これにも手書きのメッセージが添えられていて、思わず和む。
わたしは、何かをいただいたり、お世話になった際には、なるたけ一両日中に、お礼のメッセージを送るようにしている。それは受け取りましたというお知らせにもなるし、何より、わたし自身が逆の立場だったとき、反応をもらえたほうが、うれしいからだ。
尤も昨今では、そういうやりとりは希薄になっているようなので、あくまでも個人的な価値観ではあるのだが。それでもお礼を伝えるのは悪いことではないと思い、Gourmet Gardenへお礼のメッセージを送ったら、すぐに返信がきた。
Gourmet Gardenに限らず、こういう「温もり」を伝えてくれるところは、反応が早い。企業だけでなく、非営利団体、個人と遍く同様の傾向だ。
それは「多忙」云々の問題でも、マーケティング・ストラテジーの側面からの損得勘定とも言い切れぬ、優先順位の置き方の問題だとも思う。
国境を越えて、近い感性の人たちとやりとりをしているような気がして、気持ちが和む。
無論、Gourmet Gardenに関して言えば、ビジネスはビジネスに違いないので、例えばわたしの購入履歴から、これまで購入していない商品を混ぜることで、それがサンプルとなり、新しい商品購入の道を広げる契機にもなる。スパイスなどは今まで購入していなかったが、試してみてよかったら、買うことになるだろう。ちなみに黒胡椒は、我が家は「自家栽培製」が山ほどあるので購入不要だが。
こちらの農園も、いつか見学に伺わせて欲しいと思う。