引き籠る日々が続く中、気分転換になるイヴェントに参加。YPO主催によるイタリアン・クッキングクラスだ。オーストラリア在住の英国人セレブリティ・シェフ(らしい)、ゲイリー・メヒガン (Gary Mehigan)が講師。
前日のうちに、必要な材料が届けられ、眺めているだけで気分が盛り上がる。無論、オンラインでのイヴェントにつき、速やかに作業するべく、あらかじめ準備しておく必要がある。日曜ながらも早起きをして、台所の準備を整える。
ラップトップをキッチンに設置して、準備万端。友人ら含む数十名プラス家族が参加してのイヴェントだ。我が家も料理が一切できない夫に参加してもらう。メニューはミネストローネスープとブルスケッタ、スパゲッティ・カチョエペペ 、そしてアイスクリーム。
まずはアイスクリームの準備。わたしは半分にだけヴァニラ・エッセンスを加え、残り半分には抹茶を加えた。夫も抹茶アイスクリームが好物なのだ。材料は手間をかけないよう、加糖コンデンスミルク、生クリーム、そしてエッセンスのみ。かなりの高カロリーとなるが、それはそれ。
ついで、ミネストローネを準備し、加熱している間に、ブルスケッタ用のペストを作る。パスタはペコリーノチーズを使った「スパゲッティ・カチョエペペ」。シンプルに 、塩、チーズと胡椒で味をつける。ペペロンチーノもそうだが、わたしはこういう「具が少ないシンプル」なパスタも大好き。しかしながら、夫が香りの強いチーズが苦手なので、チーズは控えめに和える。食べるときにトッピングすればOK。
夫はといえば、真剣な顔でシェフの指示に聞き入っている。しかし、予備知識がないから、理解が進まない模様。なんだかんだでキッチン、荒れ放題。料理とは、段取り、片付けなどのセンスも重要なのだということを理解して欲しいものだが、そこまで考えが及んでくれたかどうかは不明だ。
ミネストローネは庭で摘んだセロリやパセリの風味が効いていて、とてもおいしい。パスタは夫が塩加減を間違えていたようで、かなり塩分きつめとなったが、それなりにいける。チーズが大量に残るので、自分のランチに活用しようと思う。
秀逸はブルスケッタ。イタリアンバジルは家でもすぐに栽培できるし、インドは松の実も入手しやすい。以前はたまにペストを作っていたが、ここ数年、すっかり忘れていた。再びたまに作るとしよう。シンプルなバゲットも、これがあるだけで格段においしくなる。
ともあれ、極めてシンプルな工程で、3つの料理が仕上がった。さすが、シェフの指導は的確だと感じ入る。その後、YPOメンバーのWhatsAppで、参加者の料理写真が次々にシェアされる。みな、それぞれに、とてもいい感じに仕上がっている。なにより、家族揃って作って飲んで食べてというプロセスがいい。
ランチのあとの後片付けは、10名ほどのパーティをやったあとと同じ程度に時間がかかった。どういうことだ。
ともあれ、久しぶりにそれなりの共同作業。有意義な日曜日でありました。