COVID-19オミクロン株の感染が落ち着きをみせ、世の中が再び動き始めた3月ごろから、日本への一時帰国の前に、なるたけ新居(別邸)を整えようと、動き続けた。
インテリア・コーディネータがやるような仕事は、個人的には好きだし、現場監督をするのも得意な方だ。とはいえ、振り返れば、たいへんな労力を要した。遅れに遅れに遅れていた工程を、なんとか5月下旬からの日本出発までにひと段落させたくて奔走した。
それにしても、出発の3日前に引っ越しのプージャー(儀礼)をし、「お試しステイ」をするなど、なにもかもがぎりぎりだった。
ぎりぎりだったが、8割方を調えることができて、よかったと思う。今後は、自分に負担をかけることなく、少しずつゆっくりと時間をかけて家を育てよう。
来週あたり、様子を見に行こう……。
と思っていたのだが!
世界はわたしを、じっとさせてはくれない。なんなんですかもう。
諸事情あって、昨日は新居へ。折しもモディ首相がバンガロールへご来訪。首相が通過する道が、驚くべき突貫工事で麗しく舗装されている様子などが各所で報告されると同時に、「モディ、うちの近所も通過してくれ!」的な声が上がっている。
なにしろ人手過剰なインド。適切なイニシアティヴと相応の技術、働き手のモチヴェーションなどが揃ったうえで本気を出せば、びっくりするような速度とクオリティで物事を成し遂げてくれる。
ただ、滅多に(ほとんど)本気を出してくれないのが、玉に瑕。そんなにもがんばる理由が、特にないんだろうね。
かくなる次第で、空港へのハイウェイが閉鎖されており、一般道を通過せねばならず、無駄に時間が流れる。ランチ前に予定されていた打ち合わせに間に合わず、結局、夫と二人、先日も紹介した一大スポーツセンター、THE PADUKONE-DRAVID CENTRE FOR SPORTS EXCELLENCE (CSE)へ。この施設内にあるカフェレストランAmiel Gourmetの料理は本当においしいのだ。
昨日はサラダに「本日のおすすめ」な、マッシュルームのラビオリ、そしてチキンバーガーをシェア。ラビオリはあまり好みではなく、普段はあまり注文しないのだが、これはトリュフオイルの風味もよく、とてもおいしかった。3匹の子猫たちもいて、かわいかった。
予定より遥かに時間がかかったあげく、夕暮れ時。帰路はハイウェイも開通していて速やかに戻れた。
3週間の旅の記録を整理したり、思うところをまとめたり、動画を作ったり……。ひとつひとつ、丁寧に片付けよう。記録は財産だと、わたしにとってだけでなく、わたしに関わってくれた人たちにとっても……ということを、今回の旅でも痛感したから。
ところで本日は、モディ首相が国連に提唱し、採択されたところの「国際ヨガの日」。詳細は以下のブログに記している。今日は少し、ヨガをやろうかな。
◎今こそ古来の叡智を見直そう。インド政府「AYUSH省」サイトが役立つ
➡︎https://museindia.typepad.jp/bangalorenote/2020/04/ayush.html