日曜日。JAYAの個展を訪れ、美味ランチをたっぷりと味わい、ほろ酔い加減で眠たい午後。そのまま帰宅したいところだったが、A HUNDRED HANDSの最終日。1度目はゆっくりと眺める時間の余裕がなかったので、再度、訪問したのだった。
数多くの出店者が一堂に会する中。何度も顔を合わせてすでに親しい人たちがいる一方で、初めて言葉を交わす人たちもいる。このような場での買い物は、インド各地から訪れる売り手の人たちとの交流もまた、糧となり宝となる。商品の背景を知れば、同じ商品が際立ち異なって見える。それは広大無辺のインド世界と同じ。
もう、何度となく紹介してきたお気に入りのココナッツ店。企業勤務していた彼は、数年前に家業を継いでココナッツオイルをはじめとする各種ココナッツ製品(試行錯誤で開発)を販売している。このココナッツオイルは、化粧落としからボディマッサージ、ヘッドマッサージ……もちろん料理にと、ありとあらゆる場面で役に立つ。今回、初めて彼のお父様にお会いした。
わたしはほぼファウンデーションを使わないので、化粧落としを使わず、身体を洗う石鹸でざざっと顔も洗う。ゆえに石鹸は極力「使い心地のよい天然素材のもの」を選ぶ。このようなバザールでまとめ買いするのが常だ。今回は、かわいらしいモチーフが練り込まれた石鹸を購入。絵柄のあるものは着色料が使われているが、肌に負担のかからないものだとのこと。香りを演出するオイルはもちろん天然。あれこれと「嗅ぎ比べ」しつつ選ぶも楽し。
天然木の廃材で作られた小さな家具は、すでに新居に2つ購入している。今回、また一つ、目が釘付けになった椅子を購入。チーク (Teak)、ニーム(Neem)、インド菩提樹(ピーパル Peepal)と、3つの木が揃った。
その他、魅力的な出店者は数多あり書ききれず。ひとまずは、ごく一部の写真を残して今年のバザール体験を締めくくりたい。