普段、「カレー」といえば、北インド風を作る。
そら、インド人に嫁いだ者として、最低限のインド料理は作らねば。
レシピの大半は、インド移住時にお世話になった使用人モハンからの伝授。
普段は、自然のスパイスを配合して、
薬膳のようにヘルシーなカレーを作る。
が、たまに、日本風のカレーが食べたくなる。
しかし、素朴ヘルシー素材に身体が慣れてしまった昨今。
食品添加物の多い日本のカレーを食べると、食後、具合が悪くなる。
そんなときに役立つのが、インドのスパイスミックス。
いくつかのブランドを試したが、お気に入りはこれ。
各種スパイスや油脂が配合されたもので、料理別に数種類が販売されている。
とはいえ、このレシピに従う必要はない。
いくつかを試したところ、
一番気に入ったのがこの、チャナ豆(ひよこ豆)カレーのミックス。
しかし、これで豆カレーを作ったことはなく。
チキンカレーや野菜カレーなどに応用している。
このミックスをドライカレーのように使用するのも悪くない。
これは、他の種類のミックスだが、ともあれどれも、こんな感じ。
着色料、香料、防腐剤、MSG(化学調味料)などは不使用。
身体にやさしい。
豆カレー以外にも、ビリヤニ(炊き込みご飯)ミックスもおいしかった。
バターチキンも、レシピ通りだと油脂が多すぎるので、
バターを控えればかなりおいしかった。
今日は終日デスクワークだったため、脳みそがお疲れ気味。
加えて若干、パッとしない出来事に見舞われ、気分が落ち気味。
そんなときにこそ、料理は気分転換。
夕暮れ時の、大切な時間。
常備している玉ねぎとジャガイモ、それにニンジン、マッシュルームなどがあったので、
日本風カレーを作ることにしたのだった。
インドのカレーは、基本的に、主となる素材は一種類。
チキンカレー、豆カレー、マトンカレー、エビカレーという具合に。
こんな風に複数の野菜が混ざるものはない。
これはとても、日本的なカレーなのだ。
冷凍していた豚バラ肉のスライスを入れたあたりは、日本的ではないが。
スパイス・ミックスの他に、他のスパイスで自分なりに味を整え、
より日本のカレーらしくするために、小麦粉でとろみをつけた。
そして、日本のご飯を炊く。
久しぶりに食べる日本風のカレーに、
毎度、インド人としては、外れている、ずれているマイハニーも、
「あ、日本のカレーだ! オイシソウ!!」と、お喜び。
……なんだか長々と書いてしまった。
どうやら、疲れているようだ。
明日は歯の神経治療……。
くじけずに、いこう。早く、寝よう。