マンゴーの季節はもはや終章なのだが、マンゴーLOVEな夫がデリー出張でラングラ・マンゴーを大量購入してきた。とても二人では食べ尽くせない。というわけで、ミューズ・クリエイションのコーヒーブレイク向けに、久しぶりにタルトを作ることにした。
よく作るお菓子は、ノートにレシピを書き込んでいる。なにしろ大量に作るから、オリジナルレシピの2倍、3倍の量に計算し直している。
遠い昔、ニューヨークのサラベス・キッチンで、オーナーのサラベス女史を取材した時のこと。彼女がいくつものレシピを小さな手帳(ボロボロになっていた)に書き込んでいて、毎日それを読んで確認しているのだという様子を見て、影響を受けたのだ。
もちろん、レシピをプリントアウトして、クリアファイルに綴じているものもあるが、手書きというのは、なんだか、味わいがあるものである。
一晩寝かせたタルト生地を伸ばして、型に入れる。伸す。カスタードクリームには、ラム酒(インド産OLD MONK)を加えて、風味よく滑らかに。
マンゴーは朝のうちに切っておき、冷蔵庫で冷やしておいたもの。
大きいタルトは、ミューズ・クリエイションのメンバーに。今日が最後のメンバーは、特別に1個仕立てを。帰宅後の夫には、残っていたマンゴーの種周辺をスライスしてトッピング。種周辺、おいしいのだ。
ミントがないのは、庭から摘んでくるのが面倒だったゆえ。しかしこれはこれで、シンプルに美しい。毎度おなじみ、ニルギリズの生クリームも添えて召し上がれ!