🍓年末年始の間、料理をしていなかったせいもあり、「少しややこしいもの」を作りたくなった。昨夜は魚の煮付けなどを作る傍らで、カスタードクリームを作ったり、タルトの生地を捏ねたり、イチゴを煮込んだりの下準備をしていた。久しぶりに、カスタードクリームのフルーツタルトを作るために。
🍓最初は、夫の好物であるアップルタルトかタルトタタンを作るつもりだった。しかし昨日、久しぶりに買い物に出かけたら、フルーツショップの店頭でイチゴを見つけたので、イチゴを主役とすることに。インドのイチゴは決して甘くはない。しかし、天然の糖とレモン汁を加えてしばらく放置し、果汁が滲み出たあとに、しばらく弱火で煮込むと、新鮮で爽やかなストロベリーソースになり、これがタルトによく合うのだ。スコーンなどにも合う。ヨーグルトに混ぜてもいい。パンを焼いて、バターと合わせてもおいしい。
🍓本日は今年最初のSTUDIO MUSE。参加者は少なめだったので、一人ずつに行き渡るよう、12個のタルト生地を焼く。もちろん、夫の分も忘れずに。タルトを焼くのは、お茶の時間の少し前。家中がいい香りに包まれるのもまた、幸せな気持ちにさせられるので、敢えて直前に。
🍓デコレーションは自分たちでやるのが楽しいので、トッピング用のフルーツだけを準備する。煮詰めたイチゴに新鮮なイチゴ、パイナップル、バナナ、そして庭のミントを摘んで、彩りを添える。バナナとチョコレートソースというのもおいしいが、あれこれ欲張ると訳がわからなくなるので、生クリームにとどめておく。
今日から初出勤の夫。午後2時過ぎに、電話が鳴る。「タルト、取っておいてよ。それとも、今から帰宅して、みんなで一緒に食べた方がいい?」
🍓相変わらず、おやつに対する熱意は、たいへんなもの。タルトは取っておきますから、ご心配なく! ミューズ・クリエイションを始めてまもないころ。あるとき、参加者が増えたことがあり、おやつを残さずにいたことがあった。朝、わたしがロールケーキを準備しているのを見て、相当に楽しみにしていたらしく、帰宅後の落胆、及び憤慨は、たいへんなものだった。以来、何があっても、彼の分はきちんと、取り分けている。今日はあいにく、急に来られなくなった人が3名いたので、その分、まだ残っている。週末のおやつにしよう。