Today, I cooked Osechi-ryōri which is traditional Japanese New Year foods. The food is prepared with gratitude to the gods, and ingredients that are associated with good luck are chosen. I chose shrimp, lotus root, burdock, kelp, egg, and other ingredients that are available in India. It was fun to prepare the dish.
P.S. This year’s zodiac sign is the year of the tiger, so I decorated a papier-mache tiger (a traditional craft from my hometown, Fukuoka). The tiger’s friend is a Rajasthani doll. 🐅😁
🎍昨夜は夜更かししたこともあり、のんびりと10時ごろに起床する元旦。新年もまた、バンガロールの空は青く、風は心地よく、気持ちのよい幕開けだ。
軽くストレッチをし、シャワーを浴び、簡単な朝食をすませたあと、動画サイトを検索しまくって、日本の紅白歌合戦の様子を見る。
藤井風がファンタスティックだったと聞き、なんとしても見たい。と思っていたら、シャネルズ!? 更には、いつかSAREESでカヴァーしたいと思っていた、大好きなWoman ~Wの悲劇~を歌う薬師丸ひろ子! ……宮本浩次も? 布袋寅泰?! えっ、MISIAと藤井風の共演?!!
久しぶりに見たすぎる紅白歌合戦だ。話がそれるが、わたしは宮本浩次が歌う荒井由美の『翳りゆく部屋』が好きすぎる。ぜひ聴いてほしい。
🎍さて午後は、昨夜、下拵えをしていた「おせち風」の料理に加え、お吸い物(餅がないので雑煮とはいえない)などを作って、遅めのランチ。
ありったけの「日本っぽい」食器を集め、それらしく盛り付けるのが楽しい。思えば9年前に、一度おせち風の料理を作ったことがあった。そのときは、ゲストを招いたこともあり、前日、結構時間をかけて準備をした。
今回は、自分たちだけということもあり、ややこしい料理は作らず、さほど手間もかからなかった。しかし「盛り付け」を工夫するだけで、前回よりもむしろ華やかに見え、かなりの達成感である。華やかに見える理由の一つは、9年前には入手できなかった刺身などの和の食材が手に入るようになったこと。バンガロールの食生活も、本当に変わった。
普段は丸鶏だの塊肉だのと、ダイナミックで大雑把な料理ばかりを作っているが、実はちまちまとしたものを作るのも好きなようだ。今日は「料理って楽しいな」としみじみ思った。
さて、参考までに、料理の説明をしておこうと思う。
①お煮しめ(筑前煮)。インドの蓮根は小ぶりなのでかわいらしさが増す。カシミール料理などでは使われているが、バンガロールでは従来、入手困難だった。最近、Woollyfarmsのサイトで恒常的に購入できるようになった。当日もしくは翌日届く。サトイモ(Colocasia)や、北インドで冬に出回る赤いデリー人参も同サイトで注文。
②ご飯はアラハバード有機農業組合の日本米&モリンガソルトと梅干しを混ぜ合わせたもの。
③梅ゴボウもアラハバード有機農業組合の乾燥ゴボウを使用。歯ごたえがあっておいしい。
④エビはFreshtohome.comの、よくあるタイプ(!)のエビ。この日、尾頭付きはこれしか売られていなかったので選択肢はこれのみだったが、旨味が染み込んで、十分においしい。
⑤マグロの中トロや昨夜のハマチの刺身(端っこを昆布と一緒に炊いた)、それにヒジキや油揚げは、maindish.inで購入。切り干し大根はいただきものを活用。こういう「乾物」は、実にありがたい。マグロは、熊本産(養殖)福岡経由インド。自分のルートと近いので親近感。米国経由してないだけ新鮮。中トロ、本当においしい。
⑥今回maindish.inにて、初めて「明太子」を購入したが、故郷の味とはいえ、このような加工食品はもう、自分がおいしいと全く感じなくなったことを再確認。あくまでもわたしの舌が食品添加物に敏感になっているだけなので、商品そのものに問題があるわけではない。昔、魚屋に木箱に並べられて売られていたような、添加物の入っていない、素朴な「めんたい」が食べたい。
久しぶりに和食をたくさん作って思ったのは、日本料理って本当に、しょうゆや酒、砂糖、みりんに頼っているなということ。わたしは日本酒やみりんの代わりに、インド産の白ワインで代用することもあるが。故に、それらの調味料はなるたけ天然に近く、良質のものを選ぶべしと改めて思う。
アラハバード有機農業組合の醤油は、薄口醤油風に色が薄いので、見た目もさっぱり仕上がるところが気に入っている。ヒマラヤの岩塩で作られているのも長所。ヘルシーな「米」「しょうゆ」「味噌」がインドで入手できるのは、本当にありがたいことだ。
以上、彩り豊かに栄養のバランスもとれた、ヘルシーなおせち料理に仕上がった気がする。よき一年の幕開けだ。
◉参考資料/【謹賀新年2013】 カレーもいいけど、おせちもね!
➡︎ https://museindia.typepad.jp/eat/2013/01/osechi.html