2009年から2021年にかけての10年余り、年末年始は、アーユルヴェーダの療養リゾートであるアーユルヴェーダグラムで1週間ほどを過ごしてきた。日々、ヨガや呼吸法、瞑想を行い、滋味溢れるヴェジタリアンの料理をいただき、生薬が溶け込んだオイルによるマッサージを受ける。
心身をデトックスし、新たな1年を迎えるのに、とてもよい節目となる習慣だったと思う。
しかし昨年、ずっとお世話になっていたドクターがアーユルヴェーダグラムを離れられたことから、昨年末、そして今年は、その節目を経験しないまま過ぎようとしている。
昨夜のクリスマス・イヴは市内のリーラ・パレスホテルにて開催されたパーティに参加した。年末年始は旅行の予定もないことから、ホテルにそのまま2泊し、のんびりと過ごしている。
年々、外食の機会が減り、パンデミック世界では、その傾向が顕著となり……。自炊は健康的だが刺激が足りない。
そんな中、ホテルの朝食と、遅いランチ(夕食を兼ねる)は、とてもいい気分転換になった。食べ過ぎた。
ちなみにここ数日、普段以上に写真を撮っている。お気付きの方もいらっしゃるかもしれない。そう。iPhoneを買い換えたのだ。11から14Proへ。奮発した。目的は、カメラ。
実際に撮影してみるに、恐るべし進化である。山ほどのフィルムと、重量感ある一眼レフを携えて旅していたころを思うと、隔世の感がありすぎる。
特に夜景や動画のクオリティの高さには目を見張る。
今年はあまり動画撮影をしなかったが、今後は機会を増やそうと思っているので、使い方の勉強も始める予定。
ところでホテルは、結婚式の宿泊客で大にぎわい。パンデミックで実現できなかった結婚式が、今年は随所で炸裂している。それはもう、賑やかしい。
朝食のダイニングもアミューズメントパーク状態でごった返していたので、上階のLe Cirqueで静かに優雅に、いただいた。ブッフェでないのは、むしろ食べ過ぎを防止できてよろしい。とても満ち足りた朝だった。