🌸季節のメリハリに浅いバンガロール。しかし、樹の花が街路を彩るこの3月、4月、5月にかけての盛夏は、ぐっと気温があがり、空気が乾き、季節の節目を感じさせる。そのせいなのか、この時期になると、見慣れた街の情景にさえも、ふとした拍子に一抹の「懐かしさ」が込み上げる。
2006年に初めて迎えた盛夏のことを、毎年、鮮やかに思い出すのだ。あのころに比べると、街路を彩る日本風の「ピンク・テコマ(ピンク・トランペット)」が増えた気がする。当時は薄紫のジャカランダ、イエロー・トランペットの方が多かったはずだ。この街を彩る緑も変化を続けている。2年前、バンガロールの「樹の花」を巡る動画を作っているので、詳しくはそちらをご覧いただければと思う。
🌸昨日の午前中は、ほぼ毎週火曜日に開催される「女性の勉強会」へ赴いた。バンガロールは季節が緩やかだが、インド全土を見ればそうではない。昨日の勉強会では、インドには「6つの季節がある」ということを学んだ。季節ごとの伝統行事、風物詩……。尽きないインド世界。
🧱勉強会のあとは、夫とともにホワイトフィールドへ。新居のデヴェロッパーであるTotal Environmentのオフィスへミーティングに赴いた。しかしその前にランチをと、オフィス至近の同社プロパティのレストラン、WINDMILLS CRAFTWORKSへ立ち寄る。バンガロール国際空港ターミナル1の前に広がるオープンエアの飲食エリアにも、このブリュワリー&レストランがある。さすがにビールは飲まなかったが、サラダやパスタ、鶏のKARAAGE、そしてモクテルなどを楽しんだ。
🍺ところでバンガロールは英国統治時代からアルコールに親しんできた土地だ。インド産ビールの代名詞であるキングフィッシャービールを製造するUnited Breweries(1857年創業)の拠点はバンガロール。現在、UBシティ(複合商業施設)のある場所は、かつてビール工場があった。ちなみに現CEOのRishiは、家族揃って日本料理が大好きで、それはもう度を超えている領域。以前も記したが、わたしのインド友人らの中には、自宅に日本料理のシェフを雇い、昼夜、寿司だの刺身だのを食べている人もいる。Rishiの家族はとんこつラーメンが大好きで、特に「一蘭」の大ファンで、香港へ行くたびに大量買いするらしい。……話が逸れた。
🍻今やバンガロールには、70を超えるクラフトビールのブリュワリーが林立しているが、黎明期は2011年。UBシティの向かいにあるBIER CLUB、インディラナガールのTOIT、ホワイトフィールドのWINDMILLS CRAFTWORKS、そして市街中心部のガルーダモール向かいにあるARBOR BREWING COMPANYの4店が先駆けであった。日本航空機内誌『SKYWARD』のバンガロール特集(2020年2月号)に紹介すべく、ARBOR BREWING COMPANYを取材した際に創業時の苦労話などを聞いた。ついこの間のことのように思えるあの取材から、早4年半。
【関連情報】
🖋知れば楽しい バンガロールは、こんな都市(バンガロール・ガイドブック)
http://www.museindia.info/museindia/bangalore-background.html
🌸Garden City Bangalore/ 新年のバンガロールを彩る鮮やかなピンクの花。カボン・パークへお花見に
🏡HOME 家を創る@深海ライブラリ(保存版ブログ)
https://museindia.typepad.jp/library/home%E5%AE%B6%E3%82%92%E5%89%B5%E3%82%8B/
✈︎JAL機内誌『SKYWARD』バンガロール(ベンガルール)特集
https://museindia.typepad.jp/library/2020/02/sky.html