去年の今ごろは、なにかと体調が優れない日が多かった。50代突入を目前にして、これがメノポーズなのかと憂う日々。加えて近所の野良猫に引っ掻かれて狂犬病注射を数回に亘り接種、そのため免疫力が落ちたのか、デング熱に罹患して、踏んだり蹴ったりだった。
それでも軽症だったゆえ、入院を経たものの、最初に発熱してから10日後には、予定通りニューヨークへ飛んだ。米国滞在中にはすっかり回復したものの、そのころから今まで以上に、健康管理に気を配らねばと思い始めた。
すでに毎日、野菜ジュースは飲み始めていたが、今年に入って、スピルリナを混ぜ始めた。オーロヴィルのオーガニック物を注文している。数カ月前には、韓国ブランドHUROMのスロージューサーを購入。このタイプは、日本での購入価格の2倍近くもして、かなり腑に落ちない気分であったが、一般的なジューサーよりも間違いなく栄養分が残されている気がしたので思い切った。
フィルターを使い分けることによって、ジュースがサラサラに仕上がるものと、少し繊維が残るものとの2種類を作れるのが、よい。
基本はニンジンとレモン、リンゴ。そしてザクロ。ニンジンとレモンはオーガニックなので皮を剥かない。リンゴは輸入ものなので皮を剥く。そのまま飲むのがおいしいが、やや海藻臭がするスピルリナを加える。すると、栄養素が五臓六腑にぐんぐん染み渡る気がして、非常によい。
このほか、パイナップルやムサンビ(スイートライム)のジュースも定番だ。何のお陰かはわからないが、今年は去年の今ごろよりも、調子がいい気がする。毎朝、ゆるゆるとジュースを作るのは、ちょっと面倒だと思うこともあるが、その時間さえも、ひとつの儀礼なのだと思いつつ、元気の源を、作る。