Relaxing Friday night after a long time. My favourite Indian wine and the dinner. Not bad.
久しぶりくつろいだ気分の金曜夜。STUDIO MUSEを終えたあと、お気に入りのインド産ワイン、KRSMAのカベルネ・ソーヴィニョンを開ける。ハンピのワイナリーを見学して以来、よりいっそう愛着が沸いた。
ディナーのメインは、インディラナガールのNewFrosty’sで買っておいたビーフのフィレ肉。バンガロールはインドでは珍しく、牛肉が自由に食べられる都市で、「バンガロール・ビーフ」はちょっとしたブランド牛でもある。
脂身の少ないフィレ肉が一般的で、最も高価な部位でも1キロ1000円ちょっとと格安だ。昨今の、インドの外食の高騰ぶりはすさまじいが、自宅で料理をすると、まだまだリーズナブル。ゆえに、いつも1キロまとめて買い、一部は冷凍しておく。
すぐに調理するとやや水分が多いので、自宅で「なんちゃってエイジドビーフ」を作るべく、冷蔵庫で2日ほど熟成させる。といっても、ただ切り分けてトレーに載せて、そのままラップなどをせず放置するだけ。1〜2日、そのままにしておくと、適度に水分が抜け、旨味が凝縮される。
味付けは、オーガニックのバター、シーソルト、庭で採れた自家製粒胡椒。あらかじめ、クラッシュしたガーリックと調味料を加熱して、肉を塊のまま焼く。そのあとスライスして、フライパンの調味料と和えるように混ぜてできあがり。こうすると、旨味が増しておいしい。比較的淡白な肉に合うよう考案した、我流の調理法だ。
付け合わせのジャガイモは、小さめに切って水でさらし、そのあと水気を切って、マニプルの石鍋にオリーヴオイルを加えて加熱。オーガニックのポテトなので、敢えて皮を剥かず、香ばしさを残す。水は加えない。焦げ付くのでときどき混ぜながら、弱火でじわじわと。こうすると、ホクホクとおいしく蒸し焼ける。
あとは、インゲンを蒸したものと、トマトをオリーヴオイルでグリルしたもの。トマトもまた、加熱すると、甘みと風味が増す。
ワインともよく合って、とてもおいしい。おいしい香りに誘われて、窓の向こうで猫らがミャアミャアと騒がしい。4匹となった今は、主には庭で過ごさせて、家に入れる頻度は少ないせいか、入った途端に大はしゃぎ。
賑やかに、平和な金曜の夜が更けてゆく。