鶏肉は骨つきに限る。骨から出る旨味は、どんな調味料をもってしても敵わない。
ふだんは、Freshtohome.comで丸鶏を購入して自分で捌く。しかし今回は配送エラーで、すでに切られたものが届いた。わたしが自分で捌きたいのは、骨を極力、砕きたくないから。関節部分に包丁を当てて丁寧に切れば、骨を砕かずともかなり小さいサイズにまで切ることができる。
食べているときに、骨の破片を噛んでしまったりするのがいやなのだ。しかし、このほうが、旨味は出やすいともいえる。
残っていた大根とカリフラワーと一緒に、煮込む。味付けは、しょうゆ、ジャガリ(無精製の糖)、岩塩、赤ワインの残りなど。ただもうそれだけで、鶏肉の旨味が引き出されて旨い! 味見が進む! 味見とは思えないほど、もぐもぐと食べてしまう。
朝、夫の弁当作りの際、多めに炊いておいたバスマティライスで焼き飯を作る。バスマティライスは、風味のよい高級インド米だ。ビリヤニ作りなどに使われる。高級と言っても日本米を使うよりは、ずっと廉価。焼き飯にはこのパサパサのお米がよく合う。グリーンピーが欲しいところだったが、インゲンしかなかったので小さく切り、ガーリック&バターで炒める。
ガーリック&バターの味付けは、和洋、どちらにも合う。
焼きナスは別の日の夕食のおかず。インドでよく見かけるスリムなタイプのナス(グリーン)を何本か、そのままオーヴントースターでグリル。表面が焦げたら取り出し、冷まして皮を剥く。手ですーっと剥ける。適当な大きさに切り、しょうゆや鰹節などをまぶせば、簡単ヘルシーおいしい一品。
怪しくうすら黒いスープは、最近マイブームのマッシュルームのスープ。表面がやや黒ずんでいたマッシュルームをよく洗い、手でむぎゅむぎゅとつぶして湯で煮込んだのが端緒。味付けは、その時々の気分で。毎度おなじみ茅乃舎の野菜だしにも、和風だしにも、どちらにも合う。野菜だしを使い、牛乳で煮込むとシチュー風味になっておいしい。
毎日毎日、よく食べる。