10月2日。本日、マハトマ・ガンディの誕生日。1869年の今日、彼は生まれた。生きていれば(!)150歳。
そんな国民の祝日である今日は、ミューズ・リンクスのインドライフスタイルセミナーWスペシャルを実施した。
今回は『インドの食生活と健康管理』&『インドのテキスタイルとサリー』の2本立て。
午後1時から6時過ぎまでと長時間ながらも、「必修編」の濃厚さに比べれば、身近に実践的な話題が満載で、両セミナーとも気軽に楽しめる内容だ。
キッチンで、インドの食材や調味料などを説明。その最中、「我が家では、このオーガニックの乾燥トウモロコシでポップコーンを作ってますよ」というと、参加者は誰も作ったことがないという。わたしは普段からおつまみに作っているのだが、あまり一般的ではないのだろうか。
それならばと、実演。フライパンに多めのオリーヴ油を入れ、トウモロコシを入れて、蓋をして中火で加熱。ときどき鍋を揺すりつつ、爆ぜるのを待つ。そこにヒマラヤ岩塩をふりかけるだけ。ほんの数分で、出来立てのおいしいポップコーンのできあがり。みな、「おいしい」「おいしい」と口々に、手が伸びる。山ほどのポップコーンは、気がつけばほぼ、完食されていた。
おやつは毎度おなじみロールケーキにて。香り豊かなクールグ産のコーヒーとよく合う。幸せ。
休憩を挟んで、後半はテキスタイルの説明。ガンディの誕生日ゆえ、彼のバックグラウンドをも語る。インド独立運動に際し、ガンディが掲げた「スワデシ・スワラジ」(国産品愛用/自主独立)は、インドの手工芸品、特にテキスタイルと深い関わりがある。
アヒンサー(非暴力)、サティヤ・グラハといったスローガンについても言及しつつ、「衣食住全般」に亘っての、温故知新をも語る。
そして最後にサリーの試着会で終了。マハトマ・ガンディの生き様にも触れられ、彼の残した名言にも接することができ、なかなかに味わい深いセミナーだったのではないか、と、我ながら思う。みなさん、お疲れさまでした。