インドのロックダウンはすでに「アンロック」と並行で、世間は自由に動き始めてはいるものの、バンガロールに関しては、ムンバイやデリーなど他都市に比べて感染拡大が遅かったこともあり、まだピークには達していない模様。油断はできない。
そんな最中ではあるが、昨日は、一人暮らしの友人3名を招き、ソーシャルディスタンス保ちつつの宴。ランチ会のはずがディナーにまで流れ込む、愉しき土曜の午後を過ごした。
諸事情あって、肉三昧。我々夫婦含めて5人分にしては極めて多いと思ったが、さほど余ることもなく、気づけば概ね、平げられていた。どれも簡単にできる我が家の宴料理。我が家は電子レンジを使わぬ一方、オーヴンやスロークッカーを重宝している。
🐓丸鶏は、以前はそのまま丸ごと焼いていたが、マーサ・スチュワートのサイトで、この「開き」を知って以来、ときどき、こうして焼いている。開くと皮が全体的にパリッと焼けて、しかも火の通りが早いのだ。
🐓ジャガイモ、玉ねぎ、人参を適当な大きさに切り、ニンニクなどをちりばめ、オリーヴオイルとシーソルトと胡椒で和える。その上に、背骨の横をハサミで切って(簡単に切れる)開きにした鶏肉を載せ、バターやオリーヴオイルなど好みの油脂をかけて、これも塩胡椒をし、オーヴンで焼くだけ。
🐖なんちゃって肉骨茶は、しばしば書いているが、スロークッカーに、八角やシナモン、クローヴ、ニンニク、生姜など身体が温まる系のスパイスを入れ、スペアリブを入れてひたすら加熱するだけ。味付けは、塩やしょうゆ、バルサミコ酢など、適当にお好みで。豚肉は柔らか〜く煮込まれて、本当においしい。
🐏インドはまた、マトンもラムもおいしい。これはLiciousで買ったラム肉(Lamb Curry Cut)を、オリーヴオイルと塩でマリネしてしばらく放置していたものを、フライパンで焼くだけ。それだけで満足だ。
https://www.licious.in/
🌱サラダは、オーガニック野菜や水耕栽培の新鮮葉野菜を販売するGourmetGarden.inで調達。かいわれ大根などスプラウト系の野菜も売られている。写真を撮ってはいないが、バンガロールの韓国料理店Arirangで購入した豆腐(絹ごし/木綿両方おいしい)に、鰹節とスプラウトをトッピングして醤油をかけたものも好評だった。
https://gourmetgarden.in/
🐟サーモン巻き寿司のサーモンは、日本食材の卸売店、Daily Needsで注文したもの。日本米はアラハバード有機農業組合の合鴨農法あきたこまち。
http://ashaasia.org/
🍞今回のロックダウンを機に検索して知ったKrumb Kraftのパンは、本当においしい。シンプルなサワードウのCountry、健康志向なら全粒粉 (Whole Wheat)もある。どっしりナッツがたっぷりのドイツパンVollkorn、そしてクランベリーとクルミいりのサワードウも、もはや我が家の定番だ。それに加えて、昨日は「10 Grains and Seeds 」のサワードウを買ったのだが、これは極めて美味。こんなおいしいパンが味わえるだけで、本当に幸せな気分になる。
さらには、シェフスペシャルで売られていたシュトレン (Stollen)を買ったのだが、これもまた、予想以上に美味。インドにおけるパン価格相場を考えると、かなりいいお値段だが、その価値は十分にある。バンガロールにお住いの方には、ぜひ試してほしいパン屋さんだ。
https://krumbkraft.in/
ちなみに写真のワッフルは、Krumb Kraftで買ったWhole Grain and Oats Pancake Mix。パンケーキの素。ビニル袋に粉が入っただけ、なんの説明もない、非常に放任主義な粉なのだが、これに卵と水を加えて適当なとろみにして焼いたところ、これまたおいしい! ロックダウンが明けたら、この店のバックグラウンドを知るべく、取材したいと思う。
ところでワッフルは、パンケーキよりも手早く簡単に作れる。ワッフル焼き器はインドでも手軽に購入できるのでお勧めだ。生地を流し込みすぎず、表面を均したりせず、ただ軽く中央に垂らして、そっと蓋をするだけで、できあがる。先日紹介した、Bhuiraのジャムともナイスな相性だ。
https://bhuirajams.com/
🍋果物のカゴは、我が家が毎朝飲んでいる新鮮ジュースの基本素材。ニンジン、ざくろ、スイートライム(ムサンビ)、アムラ、レモン。これにときどきパイナップルやリンゴが加わる。これを飲んでいれば、ランチが少々手抜きでも大丈夫だと思える。
力ある、インドの農作物や畜産物の恵みを余すところなく享受して、病気に負けない強い心身を育みたいものだ。