🇯🇵昨夜は2年ぶりのうなぎを堪能した極楽食卓。それもこれも、Maindish.in のおかげ。そもそもは日本料理店へ日本食材を卸すビジネスをされていたのが、昨年のロックダウンを機に一般消費者への販売も拡大され、つい最近、オンラインでも購入が可能になった。
最後にうなぎを食べたのは、2019年5月。ニューヨークのイーストヴィレッジにある『酒蔵』。わたしがニューヨークに渡った1996年に、本店のミッドタウン店がオープンした。ニューヨーカーに「日本酒」を提供する店(SAKE BAR)としては先駆けの存在である。
当時、日系出版社の現地採用で、広告営業の仕事をしていたわたしは、オープニング・イヴェントに出席。日本に住んでいたころには、ほとんどなじみのなかった日本酒の世界に、ニューヨークで初めて接したのがこのときだった……。
と、夕飯の鰻を見るだけで、思い出が芋づる式。
わたしはMSG(化学調味料)アレルギーが出ることがあるので、日本の「調味された」加工食品を買うことは殆どないのだが、どうしても鰻が食べたくなり購入。同社の魚介類は、「熊本県産」で「福岡空港から輸出」と聞いていたので、どことなく安心感もあった。なにしろ我が生まれ故郷、熊本、そして育った福岡を経由してきているのだ。鰻にさえご縁である。
普段は雑に開封するところ、恭しくパッケージを切り、丁寧に、その大振りの鰻を取り出す。ル・クルーゼのタジン鍋にクッキングシートを敷き、その上に、恭しく並べる。ひじきも同社の製品だ。
味付けも上品に、おいしい! 風味豊かな鰻をデカン高原の自宅で堪能できる日が来るとは……。
ところでこの漆の碗は、福岡の実家から2組だけ、持ってきたもの。わたしが子どものころ、両親が購入。候補にあった2種類のうち、どちらがいいかと母に問われ、「こっちがいい」とわたしが選んだ椿柄。50年近く経った今も趣味が変わらず。ナイスな選択だったぞ、子どもの自分。
🐟デカン高原で味わう、熊本県天草市のカンパチ、有明海の海苔 2020/08/16
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