季節外れの大雨で、市内の随所が水没、深刻な被害を受けている人々も少なくないバンガロール。そんな中、昨日は、日本人起業家ネットワークWAOJEのメンバー各位を迎えて、非常に有意義で楽しい1日を過ごした。
今回、WAOJEバンガロール支部のメンバーが、京都支部のメンバー7名の視察旅行をコーディネーションされるに際し、その一環として、坂田が講演を依頼された。当初、他の方のプレゼンは、WeWorkを利用される予定だった。しかし、坂田マルハン家新居は、我々夫婦それぞれの書斎(オフィス)を設けているだけでなく、地下にはビジネスにも対応する「多目的すぎるホール」を整えたことから、今回、利用してもらうことにしたのだった。
「多目的すぎるホール」は、そもそもオーディオルームとして設計された空間。その一面を鏡張りにし、ダンス・クラスなどにも使えるようにしている。今回はテーブルがまだ調達できていないものの、近々それらも配達される。そうすると、小規模なカンファレンスや、バザールなどの催しにも対応できる。カラオケルームにもクラブにもなる。名実ともにSOCIAL MUSEが実現するわけだ。
なお今回は、ヴォランティアではなくわたし自身の仕事として受けていることであり、あくまでもビジネス。アットホームで快適な環境の中で、インド世界の一端を体験してもらう。
京都は我が夫が大好きな地でもあり、これまで何度か、二人で旅したことがある。インドとも縁の深い京都の起業家、実業家の方々と、今回、知り合うことができたのは非常に光栄なことだ。皆さんそれぞれに業種は異なるものの、わたしにとってはいずれも興味深い分野であり、あらかじめ資料を拝見しつつ下調べをするのも楽しかった。
外国人に対しても、非常に伝えやすい魅力的な「日本らしさ」が迸っている京都。今後、少しずつ、しかし確実に、我がインドのネットワークと京都との結びつきを繋げていければと思う。
午前中はわたしの講演。今回は、あらかじめYoutubeに上げているセミナー動画を見ていただくようお願いしていたので、資料を使うことなく、質疑応答を中心に90分ほどお話しした。限られた時間のなか、今回はわたしからお伝えすることしかできなかったが、わたし自身、参加者各位の話を聞きたかった。次回の一時帰国時にはぜひとも京都に立ち寄ろうとの思いを強くした。
軽めのランチを……と依頼されていたので、具沢山すぎるちらし寿司はじめ、サラダなど各種準備をしていたが、みなさん食欲旺盛で、あっという間に平らげられる。気持ちいいほどであった。午後はバンガロール支部のメンバー各位が、多目的すぎるホールでプレゼン。お茶休憩を挟みつつ、インド的なおやつもあれこれと、しっかりと味見していただいた。
毎週金曜日に拙宅を開放してミューズ・クリエイションの活動をしていた時代には、毎週のようにお菓子を焼いていたが、パンデミック以降、お菓子作りの機会も激減。今回、新居のオーヴンで初めてロールケーキ作りに挑戦した。なにしろ今までは、温度設定も不確かなインド製のオーヴンで焼いていたので、イタリア製の温度調整も安定した立派なオーヴンで、いつも通りに焼けるかどうか心配だった。
しかしながら、立派なオーヴンだけあり、いい感じで焼き上げてくれた。ちょっと巻き方のコツを忘れるなど、見た目はいまひとつだが、おいしくできたのでよしとする。そして毎度おなじみの、いちごの軽く煮込みソースなども作る。みなさん、喜んで食べてくれた。また、我がお気に入り、ムンバイのパールシー・デイリーのクルフィ(卵不使用、インドのミルキーなアイスクリーム)もお出しする。これがまたおいしいのだ。
そんなこんなで、我がセミナーは食べ物が大切。ということを再認識しつつ、これからも、おいしい集いをあれこれと企画していければと思う。
ベンガルール国際空港から南へ車で約15分。「多目的すぎるホール」や「バーベキューもできる広大な庭」などをご利用になりたい方は、お気軽にご相談ください。😸